3. 初回起動とOSセットアップ【徹底版】
PCの電源を入れた瞬間から、Windowsが使えるまでにやるべきことを順を追って解説します。
※ここでは Windows 11 を前提にしています。
3-1. 初回電源投入
- 背面の電源スイッチを「I(オン)」に切り替える。
- 前面の電源ボタンを押す。
- ファンが回転し、モニターにロゴやBIOS画面が表示されればOK。
⚠️ 映像が出ない場合 → ケーブルの接続先(GPUかマザーボードか)を再確認。
3-2. Windows初期設定(OOBE)
電源投入後、Windowsの初期セットアップ画面が始まります。
地域・言語
- 「日本」を選択
- キーボードレイアウトは「Microsoft IME(日本語)」
- 追加レイアウトは「スキップ」
ネットワーク接続
- LAN接続なら自動で認識
- Wi-Fiの場合はSSIDとパスワードを入力
Microsoftアカウント
- メールアドレスでログイン(例:Gmailなど)
- なければ新規作成可能
👉 ゲームパスやOneDriveを使う予定があるならアカウントログイン推奨
👉 オフラインで使いたい場合は「サインインオプション → オフラインアカウント」を選択
デバイス名の設定
- 例:GamingPC01 などわかりやすい名前に変更
PINコード設定
- 6桁以上の数字を設定(指紋/顔認証があればここで有効化も可能)
プライバシー設定
- 追跡や広告のカスタマイズはすべてオフ推奨(必要に応じてオン)
3-3. デスクトップ起動後の初期作業
Windows Update
- スタート → 設定(歯車アイコン)
- 「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」
- すべてインストール(ドライバー含む)
👉 数回再起動が必要になることあり
電源プランの変更
- スタート → 設定 → システム → 電源 → 電源モード
- 「高パフォーマンス」または「最適なパフォーマンス」 を選択
👉 初期状態は「バランス」になっていることが多い
不要アプリの削除
- スタート → 右クリック → インストールされているアプリ
- ゲームやトライアル版(例:Candy Crush, McAfee体験版)をアンインストール
※PC Managerをインストール後に、ディープインストールでも可。

3-4. 基本カスタマイズ
- タスクバー:タスクバー上で右クリック → タスクバーの設定 → 不要なウィジェット(Teams, 天気など)をオフ
- スタートメニュー:ピン留めアプリを整理
- 通知設定:スタート → 設定 → 通知 → 不要な通知をオフ
- 既定ブラウザ:ChromeやVivaldiなどをインストールし、既定に設定
3-5. 確認ポイント
- Windowsがライセンス認証されているか(設定 → システム → ライセンス認証)
- 日本語入力が正常に動作するか(IMEが切り替え可能か)
- ネットワーク速度に問題がないか(ブラウザで速度テスト)
✅ まとめチェックリスト
- 地域・言語を日本に設定
- ネットワークに接続
- Microsoftアカウントまたはローカルアカウントを設定
- PINコードを設定
- Windows Updateを実施(数回再起動)
- 電源モードを高パフォーマンスに変更
- 不要アプリを削除
- タスクバー・通知を整理
- ライセンス認証を確認
👉 ここまで終われば、PCは「日常利用できる状態」になり、次の「4. ドライバーとBIOSの更新」で性能を最大限に引き出す段階に入ります。