1. 開封と物理的なチェック【徹底版】
ゲーミングPCを購入して最初に行うべきは「物理的な確認」です。ここで見落としがあると、後々の不具合や初期不良対応が遅れてしまうことになります。
1-1. 梱包・外観の確認
- 外箱に破損や穴がないかチェック
- 箱を開ける前に、外観写真を撮影しておく(保証対応で有利)
- 本体に傷やへこみがないか確認
- サイドパネルのガラスにヒビや曇りがないか
1-2. 付属品の確認
購入時の明細と照らし合わせながら、以下が揃っているか確認:
- 電源ケーブル
- Wi-Fiアンテナ(Wi-Fi対応モデルのみ)
- マニュアル・保証書
- BTOショップ独自の付属品(ドライバーCD、初期設定ガイドなど)
- ケーブルタイやネジ類
👉 欠品がある場合は、すぐにショップに連絡。
1-3. 内部の物理チェック
サイドパネルを外して、内部を目視確認します。
※必ず 静電気防止 のため金属に触れてから作業。
知識がない方は、無理して触らず、目視してズレがないかだけ確認してください。
チェックポイント:
- グラフィックカード(GPU)
- PCIeスロットにしっかり差さっているか
- 固定金具のネジが緩んでいないか
- 輸送用の発泡スチロールや固定材が残っていないか
- メモリ
- スロット両端のラッチが「カチッ」と閉じているか
- CPUクーラー
- ぐらつきがないか
- ケーブル(PWMファンケーブル)がマザーボードに正しく刺さっているか
- 配線
- 電源ケーブル(24pin、8pin CPU補助、PCIe補助電源)がしっかり差さっているか
- ケーブルがファンに干渉していないか
1-4. 輸送用パーツ・保護材の取り外し
BTOショップによっては、輸送中にパーツが動かないよう 内部に緩衝材や固定器具 を入れている場合があります。
- GPUを固定するための発泡材・スポンジ
- CPUクーラーや大型GPUに支え棒が入っている場合
- フィルム(ガラスパネルやロゴ保護シール)
👉 取り外した緩衝材は、再梱包時に必要になるので捨てずに保管。
1-5. 電源周りの確認
- 電源ユニット背面の「I / O」スイッチが O(オフ) になっているか確認(最初は必ずオフにする)
- 電源容量ラベル(例:750W 80PLUS GOLD)が注文通りか確認
1-6. 写真で記録を残す
- 内部写真(GPU・メモリの状態、ケーブル配線)
- 外観写真(傷や凹みチェック)
👉 不具合が出た場合、証拠としてショップに提示できるため有効。
1-7. トラブルシュート(よくある初期不良サイン)
- カタカタ音や異物音 → 輸送時にファンやケーブルが干渉している
- 明らかなぐらつき → GPUやCPUクーラーが固定されていない
- ケーブル抜け → 初期不良ではなく「輸送中の緩み」の可能性大
✅ まとめチェックリスト(開封後すぐやること)
- 外箱・本体に破損なし
- 付属品がすべて揃っている
- GPU・メモリ・CPUクーラーが正しく装着されている
- 配線が外れていない/ファンに干渉していない
- 輸送用の固定材を取り外した
- 写真を撮って記録を残した
👉 この工程をきちんとやっておくと、初期不良対応がスムーズ になり、安心して2章「設置と配線」に進めます。